岸田哲平の「絞り開放」第2回:柴田恵理 ~後ピン~

岸田 :写真の話に戻りますけど、聖地磔磔の葉っぱバックも出てますし、磔磔名物手書きバックドロップもカッコ良いし、何よりWilkoさんの笑顔が良いですね。

柴田 : Wilko、始終ウイスキー片手に酔っ払ってニコニコだったんですよ(笑)。で、Wilkoはこのライブの売り上げを東日本大震災の被災者へ日本赤十字社を通じて全額寄付してくれてたんですよ。このライブを撮った後にこの本作って、みんなの思い出アルバムとして渡して。作るのと同時に観に来れなかった人が多すぎるからファンに向けて写真展やりたいなと。しかもその写真を売って、同じ所(日本赤十字社)を通じて、その時の売上を寄付するって企画で本人に許可もらってクボケンさんと写真展をやったの。しかも展示をしたギャラリーのオーナーさんもWilkoメチャメチャ好きで、「WilkoがそれでOKなんだったらウチのギャラリーの使用料も安くしてあげる」ってゆう話になって、私の経費も抜かずに(笑)売り上げからギャラリー代だけ引いた、全部そのまま寄付させてもらって。ってゆう事をしたの。この時は。その時の写真なんで、今回もMOMENTで更に売らせてもらうって事だから、Wilkoにちゃんと売り上げがいくように。って思って交渉してたら、Wilkoが「そんな割合でロイヤリティをもらうとか他の所では絶対ありえないから、そんなに要らない!」って(笑)そーゆーWilkoらしい、「え?そんなに少ないの?」とかじゃない、本当に良いオジさんだな~。と。

岸田 : メチャ良い話ですね。しかもこの時ってご病気されてた時ですよね?

柴田 :ラストツアーってなってたよ。

岸田 : ですよね。フェアウェルツアーとゆう事になってましたよね。

柴田 : そうそうだからさっきウイスキー飲んでた話ってゆうのも「オレはどうせもう死ぬから」って言いながら、ジョニ黒かなんかをウワァ~っと飲んでたよ。

岸田 : 凄いですよね。今もご存命ですし。素晴らしいです。(ココで岸田がMOMENT内のSomeone’s Wilko Jonson Telecasterを画面に出す)で、もう一枚MOMENTに出展されてる写真が、このお客さんの写真ですね。

Eri Shibata「Someone's Wilko Johnson Telecaster」

柴田 : プシュッ!(ビール缶を開ける音)

岸田 : おおっ!プシュッ!言いましたけども~!

柴田 : (笑)

岸田 : ね、この写真ね。コレも良いですよね~。自作なんですかね?トレードマークのテレキャスを持ってるとゆう。

柴田 : そう。ファンの子がワーッってやってるのがたまたま見えて。

岸田 : よく撮れましたねぇ~。

柴田 : 確かにね。あの~、神様のご褒美かな?気付いて良かった。で、出来ることならコレを持ってた人まで何とかして届いたら良いなぁ~。

岸田 : ね~。確かに。オレですよ~!ってなったら良いですね。

柴田 : そうなったらもうMOMENTさんに悪いんだけど、その人に届けてもらえないかしら?

岸田 : なんかそれ素敵やん。やりましょう!連絡あったら送ります。見つかって欲しいですね。しっかし、僕だったらこのお客さんに気付いてないかもです。

柴田 : アレかな~。お客さん撮るの好きだから。写真展もやったし。

岸田 : サイトでも発表されてますよねやっぱりエリちゃんはみんなで共有とか好きなんですね。

柴田 : なんか、お客さんに関して言うと、柵前とかお客さんの邪魔して撮ってるワケでしょ??カメラマンって。

岸田 : …はい…

柴田 : フフフ(笑)極力邪魔しないようにはしてるけど、そんな邪魔が入った日ではあるけど楽しそうだったアナタの記念写真、どこかで渡せれば!みたいな。ちょっと、喧嘩ヤメて!!喧嘩ヤメて!

岸田 : どうしたんですか?

柴田 : ウチの猫たちが(笑)

岸田 : 良いですね~(笑)

柴田 : 話は戻るけど、お客さんの写真は、演者さん達が見ている風景みたいなものをお客さんも見れたら良いなぁ。と思って。ドラムの後ろから撮る人も多いけど、それってまた何かちょっと違うじゃん。

岸田 : まぁそうですね~!

柴田 : 「あ、自分達ってこういう風に見えてるんだ~」や、「こんなに楽しそうなんだ~」とかそういうのが見えたら良いなと思って。Wilkoのお客さんがミニテレキャス持ってる写真だって、Wilkoがそのミニテレキャスを見てるかもしれないしね。

岸田 : 写真を見て想像してもらいたいとゆうのはマジで僕もあります。撮ってるものがリアルなので。

柴田 : こん時こうだったとか思い起こしでも良いし、自分の所から見えなかったけど、こうだったんだ。こんな顔してたんだ。とかコレ何の曲だろう!?とかそういう想像するっていう遊びをして欲しいなぁ~。と自分含めてみんなに思う。

岸田 : ハッとさせたいですよね。その後にGood来てみたいな。

柴田 : パッと目覚める恋だからみたいな。ハッとして欲しいし、あと余韻…反芻して欲しい。

岸田 : うんうん。はんすう?はんすうって何ですか?

柴田 : え~っと、繰り返し味わう。牛ってさ~、胃袋が何個もあってさ~、何回も戻して食べるじゃん。

岸田 : あ~、そうなんですね。だからゲップが多いのはそういった所だからですかね?

柴田 : そうそう。戻してるから。口まで戻してもう一回モグモグしてまた戻すのね。それが反芻ってゆうんだけど。ソレを気持ちでやって欲しいなって(笑)

岸田 : (笑)もうなんか牛のイメージが強くなっちゃって、原子心母の牛しか頭に出て来ないんですけど(笑)そうゆう事なんですね(笑)

柴田 : 反芻。繰り返し味わう事です(笑)

岸田 : 知らなかった僕が良くなかったです。スミマセン(笑)こーゆーね、絞り開放なんて言ってインタビューやってますが、ただの僕のバカがバレるってゆうアレなんで。

柴田 : いやいやソレぐらいが良いって~(笑)

岸田 : フォローありがとうございます。話を戻すと、写真を見て~?

柴田 : 反芻して欲しいです。

岸田 : クッチャクッチャしてね~。味わって味わってね~。うん~。良いじゃないですか~。凄い今まとまったような気がしましたけど~。まとまってないか~(笑)

柴田 : (笑)楽し~(笑)

岸田 : 三島のアニキもオチが無いって言ってくれてたんで、ココらへんで、2022年のテーマは「反芻」って事で、終わろうかなと思います(笑)今度はね。是非、持ってる写真集の話とかしたいです。僕もペニースミスの写真集大好きですし。

柴田 : やりたい~。でもアタシ何回も出てきてトゥーマッチにならない?

岸田 : いやいや、これから何回もよろしくお願いします(笑)最近どうですか?とか軽いカンジとかでもやって行きたいんで。では、最後にじゃあ、一番好きな映画は映画は何ですか?

柴田 : フフフフフ(笑)

岸田 : (笑)

柴田 : 一番好きな映画はね~。「夢みるように眠りたい

岸田 : ほ〜!知らないです。どんな映画なんですか?

柴田 : 林海象さんの処女作で、佐野史郎さん初主演映画なんだけど、え~っと、無声映画なの。モノクロ映画で。アタシが高校生の頃に夜中にテレビで放送してて…その深夜帯の枠に「ロビンソンの庭」とか、映画じゃなくて1時間ドラマだけど「フライドドラゴンフィッシュ」とかも観て。全部好きです。「夢みる」はとにかく夢見心地で、気持ちが良くて。映像がキレイで。モノクロだったってゆうのも好きな要因としてあるかもしれない。

岸田:へ~。その感覚はエリちゃんの写真に影響してたりするんですか??モノクロとかって。

柴田 : いや。

岸田 : 違うんですね(笑)

柴田 : 何て言うんだろう・・・アタシが結局写真撮るのって、ほぼライブで、普段世の中をスナップするタイプじゃないから、全然そうゆう要素は無いんだけど、何かとにかくコレは印象的で凄い好き。

岸田 : そうなんですね。ちょっとググって観てみたいです。ありがとうございます。さっきまとまった風だったのに、また飛んでオチが付かなくなりそうなんで、この辺でズバっと(笑)2022年のテーマは「反芻」って事で、ありがとございました(笑)

柴田 : (笑)ありがとうございました~!


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