岸田哲平の「絞り開放」第5回:柴田恵理 ~前ピン~

岸田 : はい!岸田哲平の「絞り開放」。MOMENTの場所を借りて、ゲストの方とザックバランにトークする企画です。聖闘士星矢、牡牛座のアルデバランの話をするワケではございません。

柴田 : フフフ(笑)

岸田 : ゲストの方に今までどんな道を歩かれたとか、MOMENTで出展された作品の思い出とか、好きな音楽、いつか乗りたい車・・・

柴田 : カングー!

岸田 : ありがとうございます(笑)最後に聞かせてください(笑)絞り開放なダケに時々話のピントが外れるかもしれませんが、生暖かい目で読んでいただけると幸いです。はい!今回のお話相手は、二回目の登場、柴田恵理さんでございます~。

柴田 : お世話になります~。

岸田 : お疲れ様でございます!

柴田 : 岸田先生、レセプション参加ありがとうございます~。

岸田 : あっ、そうなんですよ。今回は何の話をしたいかとゆうとですね。シヴァエリさんが現在、渋谷PARCO 地下1階 GALLERY X PARCOにて「柴田恵理 写真展 ザ・クロマニヨンズ PHOTO EXHIBITION」5月30日まで開催されてるとゆう事で、まずはおめでとうございます!!

柴田 : ありがとうございます!

岸田 : それに合わせてクロマニヨンズの写真集も発売されたとゆう事でダブルでおめでとうございます本当に!で、写真展のレセプションに行かせてもらったんですけども。素晴らしかったです。

柴田 : ありがとうございます。この時代にあれだけの数のライブ写真を手焼きで出すのってあんまり無いと思うので、未見のかたは是非。

岸田 : 写真集でもこういう話になると思うんですけど、やっぱりその~、エリちゃんって、アナログとデジタルを両方使ってるイメージなんですが、仕事以外での表現の時はアナログの方が好きってゆうか、大事にされてますよね?

柴田 : うんうん。

岸田 : ですよね。なんかこう次世代に残して行くとゆうか、継承とゆうか、伝えていく感が凄く良いと思います。

柴田 : 伝えるとか残すとゆうよりは、アナログで言えばレコードは、音楽が普及した大元だと思うのでアナログが好きな人達を残すにあたっては、写真でもアナログな方法で撮るのは、とても相性が良いんじゃないかなー。と思っていて。今、SNSな時代だから逆にアナログを使っちゃうと出すのが遅くなっちゃうから見合いはしないんだけど、その方法で残すってゆうのは自分の中で大きいので。

岸田 : クロマニヨンズさんがアナログが好きな事に合わせたとゆうよりは、もともとエリちゃんもアナログが好きだったので自然と波長が合ったんでしょうね。

柴田 : 印画紙を現像液に浸した瞬間にフワ~っと浮き出るあのカンジね。大好き。

岸田 : 写真展はプリント、迫力のある、あの作品は出力なんですかね?

柴田 : デカいのでしょ?モノクロの。アレは一回プリントして、スキャンして。で、しゅちゅりょくして。

岸田 : しゅちゅりょく。

柴田 : しゅちゅりょくしてるんだけど。

岸田 : プリントスキャンを挟んでるんですねぇ!凄いです。アナログな手法をやらないと!ってワケでもなく、好きでやってるから良いですよねぇ。

柴田 : その為に暗室も家に作ったからね。

岸田 : 好きって大事ですね。それでは写真集の話もしたいんですけど、まずもうとにかくね。こんなに沢山のクロマニヨンズの皆さんを見せてくれてありがとうございます!ってカンジです。僕の場合はライブレポートとかで写真を見るのが多かったんで、オフショット含め沢山の良い瞬間が写真集で見れて楽しかったです。

柴田 : なるべくライブレポートで使用された写真以外から選んでて。

岸田 : うんうんうんうんうん。

柴田 : どーしても入れたい写真は入れたけど。

岸田 : ココまで見せてもらってありがとうございます!って思いました。あとね~同業者目線で言わせてもらうと、あ!この写真は好きじゃないと撮らないなってゆう写真が沢山ありました。愛が感じられるなあとゆうか。

柴田 : (咥えタバコでダブルピースのポーズ)このイエーイ!を文字に起こしてね(笑)

岸田 : わかりました(笑)

柴田 : ファン気質なのも関係してて、「この写真見たら喜ぶでしょ!」って思って撮る事もあります。

岸田 : 写真展でも見ましたが、エレベーターでの写真とか好きなんですよ。連続写真で楽しめて。POPで好きです。

柴田 : やったー!

岸田 : 連続写真もそうですが、写真集はけっこうギミックがありましたよね。触ってめくって写真を見るエンターテイメント!ってカンジがしました。あの途中でページに色が付いたりしてたじゃないですか。あのアイデアも面白かったです。

柴田 : あれは私がアニオタだった事もあって、同人誌を書いてたんですよ。で、同人誌って紙を選べる。それこそ、色紙(いろがみ)みたいなものに印刷する事も出来る。お店にあるコピー機とかに印刷したい紙を挿して印刷したりも出来たワケ。で、今、出来る人がもの凄く減っちゃったかもしれないけど、切り方と折り方で、一枚の例えばA3の紙をA5くらいまで折りたたんでページにして見れるっていう、折り方があったのよ。で、ソレを色紙(いろがみ)でやると、薄っペたーい同人誌が出来るワケ。で、同じようにファンジンってのが昔凄い一杯あって。ファンジンも、印刷所でも藁半紙に色が付いたみたいなのを使って安く作る人も居れば、写真とかがちゃんと見れるように印刷する人も居るし、普通のコピー用紙をただただ一杯印刷して、ホッチキスで止める人も居るし。

岸田 : D.I.Yですね~。僕はファンジンはパンクなイメージです!

柴田 : そういうジンとゆうものを私が好きだってゆうのをデザイナーさんに伝えてて。そしたら箇所箇所でそうゆうギミックを作ってくれて。

岸田 : 最後のテカテカしたページも「ああ!昔、こうゆう紙で見てたな~!アメコミみたいだな~!」とか思いました。POPで凄く好きです。

柴田 : で、表紙も高級感ってゆうよりは、めっちゃ触ってたら折れちゃったりして、これダメになんない?って思わせるボール紙に近いような質感の表紙で作ってくれて。

岸田 : ボロボロになって行くのが味となる仕様なんですね。良いですね!革ジャンみたいで!また内容に戻りますけど、プリントされた写真はじゃあ写真展と同じく、手焼きしたプリントをスキャニングして起こしたんですか?

柴田 : そうそう

岸田 : じゃあ、あのみんな大好き外枠も一つ一つオリジナルなんですね。

柴田 : そうそう(笑)

岸田 : 素晴らしいです!良いですよね~!フィルムの外枠。僕も大好きですがプリント自体しないので、デザイナーさんがデザインとして付けたりとかはあっても、自分からは付けれないんですよ(笑)

柴田 : あの枠が付いてるのは全部完全ノートリ(トリミングをしてない)の証です。

岸田 : ですよね。その証明ですもんね。ノートリで構図をどう入れ込むかとかが、大事だと思ってます。なんなんですかね。あの外枠のカッコ良さって。世代なんですかね?(笑)

柴田 : だと思います!ちなみに他の方が撮った写真で好きな写真があって。その写真のベタ(フィルムの密着プリント)を展示で見る機会があったのだけど、「うわぁ!この写真があんなにカッコ良くなるんだ!」と思った事もあります。

岸田 : そうなんですよね。トリミングを否定してるワケじゃないんですよ。

柴田 : そう!トリミングした方が良い場合もあるし、さっきの話もだけどトリミングして無い写真を知った時のドラマもあるし。今回の写真集、写真展はノートリにこだわって。基本的にカラーのヤツもデジタルのヤツもデザイナーさんがほぼほぼ判型に収まるとゆう所でしかトリミングしてなくて。

岸田 : ほうほうほうほう。

(ちょっとこの話題、トリミングさせてください!続きは後ピンで→)

 

 

 

 

 


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