岸田哲平の「絞り開放」第3回: 成瀬正規~前ピン~

(インタビュー日 2月5日(土) 23時)

岸田 : 先週の今頃は行ってたんでしょ?アゲハに。

成瀬 : 行ってましたよ~。

岸田 : この話はしたいと思っていたんですけど・・・どうですか?スタジオコーストが無くなってしまったのは。

成瀬 : いや~、何か今でも、ちょっと、信じられないですね。

岸田 : アゲハにはどれくらいのペースで行ってたの?

成瀬 : 月に多くて4~5回。

岸田 : 週だったら毎週じゃねぇ。

成瀬 : 毎週の時もあるし、月に1~2回の時もあるし。ってカンジでした。初めてアゲハを撮った写真を見たら、2004年だったんです。18年前から撮ってた事になりますね。

岸田 : おお~。しかも昼の部っつーか、ライブの時もあっただろうし、メッチャ行ってたねぇ~。

成瀬 : なので、まだ実感湧かないですねー。

岸田 : ねー。ホンマに残念よね。

成瀬 : 残念~。だって、あの会場だから観れる来日アーティストとかも居たし。なんかこれからどうなっちゃうんだろう?って。結構思います。今。

岸田 : 大きさで言えば、他でもZeppとかはあるけど、コーストは会場の雰囲気が遊び場!ってカンジで好きだった。バルコニーとかトイレとか。柵前の間隔もあって、逃げ場もあったしね。

成瀬 : クラブで、あの規模感は中々無いんで。フェスのヘッドライナー級とかでも頑張って呼べる所がアゲハだったんでアゲハが無くなっちゃうと、みんな小箱ってゆうか、多くても1000人ちょっとくらいになっちゃうんで。それクラスのアーティスト呼べなくなっちゃいますよね。フェスでしか観れなくなっちゃうみたいな。クラブ規模で観れないから。ね~。ちょっとこの先どうなっちゃうのかな~。って結構、思います。

岸田 : まぁね~。まぁ、そもそも今、全然来日が無いけどね。しょうがない事だけど、来なくなってもう中々長いよね。

成瀬 :そうですね。海外アーティストの刺激が足りないです。

岸田 : 今年はあのアーティスト来るかも!とかの楽しみが無いのはマジ変な感覚が続いてるよ。まぁ、ちょっとなんか寂しい話になって来てるんで、いつものヤツ始めますね(笑)

はい!岸田哲平の絞り開放、MOMENTの場所を借りて、ゲストの方とザックバランにトークする企画です。ザックデラロッチャとトークするワケでは無いですよ。みたいな。

成瀬 : (苦笑い)

岸田 : はい!ゲストの方に、今までどんな道を歩かれたとか、MOMENTで出展された作品の思い出とか、好きな音楽、一番好きなお菓子とか絞り開放なダケに時々、話のピントが外れるかもしれませんが、生暖かい目で読んでいただけると幸いです。

第三回目は…「なるピー」、なるピーじゃアレか、成瀬正規さんです。

成瀬 : はい!なるピーで良いっすよ。

岸田 : 僕の中ではずっとなるピーでございますけども、宜しくお願いします!

成瀬 : 宜しくお願いします!

岸田 : なるピーと僕との出会いは、HAWAIIAN6の現場でよね?

成瀬 : ハワイアンです。いつかは覚えてないですけど、下北沢シェルターの裏で哲平さんのブックを見せてもらった事がありますよ(笑)

岸田 : そうだったっけ!?うっすら覚えてるような、ないような(笑)僕も昔、新宿の小滝橋ロフトでハイスタを撮った時に初めて菊池茂夫さんにお会いして、撮影もご一緒したんだけど、裏の駐車場で菊池さんのブックを見せてもらったんだよね。「あ!コレDOLLで載ってた写真ですね」とかH2Oのジャンプ写真に衝撃受けたりして。そういった嬉しい体験があったから真似したのかも(笑)僕にとっては年下の子でコンタクト取るようになったのは、なるピーが初めてだったと思う。

成瀬 : 結構、哲平さんとは印象的な事は一杯ありますよ。

岸田 : なるピーはもうね。会った時のカンジも良かったし、写真も良いし、しかもちゃんと自分で撮影する居場所、それこそアゲハだったり、クラブシーンをずっと撮ってるのが良いなぁ。凄いなぁと思うよ。クラブ以外でもフジロック、サマソニやビートインク現場とかでも、僕と一緒になる事多いしね。んで話は飛ぶけど、まずフォトグラファーを始めたキッカケは何だったん?

成瀬 : キッカケはまぁ高校の時に写真が流行ってたのもあって「写真。良いかもなぁ」ってなんとなく興味が湧いて来て。で最初とかは全然バンドとかは撮ったりしてなくて、音楽もマッキーが好きだったり。

岸田 : マッキーって、もう恋なんてしないなんて絶対言わないと歌われた槇原敬之?良いね~!(笑)

成瀬 : そうそうマッキーが好きでよく聴いてて、で、そっから大学行って、1年生の終わりくらいにその当時付き合ってた女の子にフラれて…それが結構ショックで、大学とか行かなくなっちゃって。その子が吉祥寺に住んでたんですけど、吉祥寺に行った時にたまたまディスクユニオンに行って、その時にジャケ買いしたのが、ハワイアンなんです。

岸田 : おお~!へ~!

成瀬 : このへんちょっと塁さんと若干カブるんですよ。ジャケ買いみたいな話。

岸田 : へ~。塁くんもなんじゃ!

成瀬 : たしかそうだったと思います。「コレちょっと聴いてみよう」と。そしたら凄い良くて。で、そこから毎日聴くようになって。で初めてハワイアンの「FANTASY」のレコ発で横浜F.A.Dに行ったのがライブハウス体験初めてでした。

岸田 : へ~!

成瀬 : そっからもう大好きになっちゃって。で、まぁ写真も好きなのもあって、撮ってみたいなと思い、ドラムの羽多野さんに何とか連絡して(笑)その時、僕、バンドもやってたんですけど。

岸田 : そうなん!?担当は?

成瀬 : ボーカルです(笑)

岸田 : 良いねぇ~!

成瀬 : なので、自分達の音源も渡して。「聴いてくれませんか!」と(笑)で、また後日連絡して「聴いてくれましたか?」「聴いた聴いた!」と言ってくれましたが、響かなかったんでしょうね(笑)それから僕はバンドはやらなくなっちゃったんですけど、写真はお願いして。始めて撮れたのが恵比寿Milkでのライブでした。

岸田 : Milk!懐かしいねぇ~。僕ら世代は伝説のハコよねぇ~。

成瀬 : その頃はまだカメラの事わかってなくて、なんとなく買ったボディとレンズは何故か85mm(笑)

岸田 : 単焦点一発勝負すか!良いと思うけどね。体動かして構図作るようになるし。

成瀬 : それが初めてのライブ撮影で、その後も「撮らせてください!」と言って撮りに行ってました。

岸田 : やっぱり行動力が大事じゃね~。良い話じゃないですか。ところで、なるピーは僕の1コ下(43)よね?

成瀬 : そうですね。

岸田 : フェス現場で一緒になった時に、昼にフェス撮って、夜は別現場でアゲハに行って、次の日の昼は戻ってまたフェス撮るってゆうのをしてて、マジビックリしたよ(笑)体力エグない?

成瀬 : そうですかね?よく言われますけど。なんかまぁ、当たり前みたいなカンジだったんで。でも結構、眠い時もありますけどね~。

岸田 : フジロックでも、なるピーに「この後も朝まで?」ってネタみたいに毎回聞くもんね(笑)凄いよ体力。運動とかしてるの?

成瀬 : たまにっすね。走ったりとか。

岸田 : ちゃんとしとるんじゃね~。でも眠くなる時はあるんじゃね。僕は普段ファインダーを覗く時は左目で見て、右目は閉じてるんだけど、朝までライブ撮影の時とかは、「ああ、このまま左目閉じたら気持ち良いだろうなぁ~」とか思いながら撮ったりした事あるよ。「柵前に布団欲しいなぁ~」とか(笑)なるピーは何目で見るん?

成瀬 : 右目で見ます。アレ?でも哲平さん右目で見てませんでしたっけ?

岸田 : いや、僕は左目で見るよ~。右目で見るのがセオリー的なカンジよね。撮影中でも左目で見てフォローするみたいな。僕はファインダーの世界に全集中、時の呼吸したいから左目なんだよね。

成瀬 : マジっすか?そっか~。なんかあのフェスとかって、色んなカメラマンさん居るじゃないですか。他のカメラマンさんの現場って見る事ないから「あっ、こうゆう風に撮ってるんだ」とか結構、勉強になったりするじゃないですか。なので僕、最初の頃かな?哲平さんが確か右目で見てるのを見て、で左目を開けてるから、真似してみて裸眼で見た方が素早く反応出来る気がして、そっか!なるほどね・・・と思って。それ以降右目で撮るようになりました。

岸田 : そうなん!?じゃあ僕、変わったんかもしれんね。今は、左目です(笑)

(右目でも左目でも良い、要は心の目で見るんや!写真は心や!とゆう事で続きは後ピンで→)


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